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Vocaloid初音ミクMikuMikuDanceという驚愕のソフトウェア

  【リンクフリー】 私設研究所ネオテックラボ Neo-Tech-Lab.co.uk
【記載者】 上田智章 ☆Tomoaki Ueda☆ NTLMMD

 
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【過去メモ・メニュー】
 ■2008/03/11 驚愕のソフトウェアMMD
 ■2008/03/13 英語版登場!!
 ■2008/06/27 プロ級の作品が登場
 ■2008/12/31 マルチモデルバージョンの普及
 ■2009/01/01 咲音メイコのスカート / GaoMachine氏のSkyLineスクリプト
 ■2009/01/24 物理干渉に挑戦する人達
 ■2009/04/24 ちびミク登場
 ■2009/06 物理エンジンBulletが搭載された(Version5.xx登場!)
  ●ついに物理エンジンBulletを搭載したMikuMikuDance5βの配布が開始
  ●MikuMikuDance5β 重力設定で『風』が表現可能に!!
  ●オリジナルモデルに物理エンジンを搭載できるエディタが標準装備
  ●ちびミクちゃんに物理エンジンを実装してみる
  ●ちびハクちゃんにも物理エンジンを実装してみる
  ●きれいなアホ毛の定義方法
 ■2009/08 ブラウザでリアルタイム3Dグラフィックスの時代到来!
 ■2009/09 進化を続けるMikuMikuDance!Sphere Mapping機能追加!
 ■2009/09 Excel VBAでMikuMikuDanceのモデルを表示するぞ!
 ■2009/10/15 誰でも簡単に曲を作れるミュージック・シェーク(MusicShake)
 ■2009/10/17 テクスチャーにjpegファイルが使える / bone制御について
 ■2009/10/25 ソフトウェア業界のMikuMikuDanceへの期待??
 ■2009/11/01 Panoramio用ツールにもMikuMikuDance動画を表示したよ
 ■2009/11/10 うーん、なかなかExcel VBAでの作業を再開できない(泣
 ■2009/11/13 あれ?YouTubeの仕様が変わりましたね?(困
 ■最近のメモ(メイン・ページ)

Vocaloid2「初音ミク」
■記載日2008年3月11日■
最近、私の娘がはまっているのが
Vocaloid2の「初音ミク」だ。初音ミクはMIDIのようなディジタル音源で、楽譜に従って音階を入力し、各音に母音と子音に分解した歌詞をはめ込み入力することで、好きな歌を歌わせることができるソフトウェアだ。今、ディアゴスティーニで販売しているマイ・ミュージック・スタジオに付録でついてくるSinger Song Writerのようなソフトウェアと組み合わせることで、パソコンだけあれば好きな曲や自分で作曲した曲をボーカル付きで演奏することができる。
 今年、2月始め頃から「買って!」とせがまれていたのだが、なかなか店頭で見つけることができないでいた。ところがなんと東京工業大学大岡山キャンパスの生協に1箱置いてあるのを発見。さっそく買って帰った。インストールした後、息子と一緒に「初音ミク」で少し遊んでみる。
 そのとき手元にあった楽譜が小学校の音楽の教科書しかなかったので、「チューリップ」と「もみじ」を入力してみたのだが、殆どデフォルト設定のままであるにもかかわらず、想像していた以上に凄かった。これまでの音声合成研究の流れとは違う技術でかなり人間に近い歌声を聴くことができた。
これならMIDIで他の楽器パートも入れて歌謡曲を歌わせて遊びたいと思ってしまう。 国内で4000本程度売れたらしい。
 この後、インターネットで検索してみたところ、大量の投稿動画があることがわかった。以下はその中から選んだもの。
    1) "Ievan Polkka"
    2) レミオロメン "粉雪"
    3) "星空に願いを" 3D-CG版
 なるほど、そりゃ遊びたくなるわけだ。
しかし、2次元のアニメーションばかりでなく、3D-CGの本格的な動画まである。これって一体、どうやって入れたのか?モーション・キャプチャー・センサとか個人で持っていたりするのだろうか....まさかね?
樋口優氏の「MikuMikuDance

Boneと呼ばれる骨格構造を持っており、非常に操作性がいい。


MikuMikuDanceの画面

MikuMikuDanceでこんな場面も簡単に制作できてしまう。動画だけでなく、静止画でも遊べる!
 そのときはわからなかったが、後で驚愕の事実を知ることになった。
昨晩(2008年3月10日)、インターネットのニュースを見ていたら凄い記事を発見してしまった。樋口優氏(ハンドルネーム)によって突然「
MikuMikuDance」というソフトウェアが発表されたらしい。(2008年2月24日にチュートリアルMovieがUploadされている。)マウスの操作だけで3D-CGモデルにダンスを踊らせ、誰でも簡単に動画を作成することができるのだという??
しかも、
    1) 簡単な表情を表現可能。
    2) 初音ミクのファイル形式で読み込むことで、歌に合わせて「口パク」できる。
      正式にはリップシンクという機能らしい。
    3) aviファイル形式の動画やbmpファイル形式の静止画を背景に張り込むことが可能。

それでなんと驚いたことに無料でダウンロードできるというのだ。

早速、ものは試しとダウンロードしてみた。
ダウンロード時の圧縮ファイルのサイズはたったの1MBだ。動作は非常に軽い。
樋口氏によればプログラムはわずか300kBにすぎないようだ。
驚いたのは、革新的とも思えるユーザー・インターフェース。
Boneと呼ばれる骨格構造でCGモデルは結合しており、あっという間に下のようなポーズをとらせることができる。フレーム間補間機能があるので、すべてのフレームのポーズを決めなくても動画を作ることができる。「神ツール」と呼ばれているのもうなづける。

この作者って誰?いったい何者?
そう思わずにはいられない。
実は、ロボットの動作をプログラムするのにこういう入力ツールを作ろうとひそかに思っていたのだが、完全に戦意喪失状態に陥ってしまった。負けました。いや絶対、かないません。この作者、凄すぎます。
名前で検索してみると、どうもロボットの研究者らしいが....
世の中には凄い人がいるものだ。
.....と思ったら、私が思っていたよりも世界はずっと狭かったのかも。実感.......
(そういえば、ちゃんと『樋口優』さんはハンドルネームだと書いておられた。なるほどね。)

昨年、秋ごろからのVocaloid2のヒットに続き、このMikuMikuDanceの大ブレーク。
(多分、今現在で300くらい投稿されているのでは?)
日本のアニメーションや番組制作の在り方が今後変わる気がします。

ところで、この骨格モデルがあれば、実写映像の視点(カメラ位置)から人物の外形に3Dモデルの位置を合わせこむことは簡単にできると考えられる。実写画像と3Dモデルの合わせ込み誤差が最小となる向きにモデルのボーンを動かしていけばいいからだ。しかも、MikuMikuDanceが処理しているように特定間隔のフレームについて補間画像でこの最適化処理を行うことでいまだかってない情報圧縮率が達成されることはほぼ間違いない。実は、モーション・キャプチャー・センサも作ろうとしていたが、もうやめます。それより、CGの勉強が優先のようだ。

下は樋口優氏のチュートリアル動画。
懇切丁寧な解説が付けられている。