【CPLDでDDSを構成する方法】
CQ出版のトランジスタ技術2006年4月号の付録はAltera社のMax
II (CPLD)を実装したプリント基板でした。このMax
IIには8192ビットのユーザーフラッシュメモリと240個のロジック・エレメント(Logic
Element)が内蔵されており、高機能なCPLDです。内蔵フラッシュメモリを活用できるアプリケーションとして、写真1、写真2に示すようなDDS
(Direct
Digital Synthesizer)を製作しました。
Pulse Density Modulation (PDM)D/Aを組み込んだ内蔵D/A方式DDSについてはこちらを参考にしてください。
【製作したDDSの仕様】
チャンネル数 1チャンネル
出力波形 正弦波
サイン波形の定義 アドレス幅 9ビット(512アドレス) データ幅 16ビット
出力電圧 ±10V
基本クロック ユーザーフラッシュメモリのオッシレータ出力を使用。 約5MHz
最小時間分解能 基本クロックを32分周。156.25kHz。
累積加算器 演算データ幅 24ビット
DIPスイッチの設定 100000H のとき 10kHzが出力されるので
最小周波数分解能 0.0095367Hzステップとなる。
【写真1】トランジスタ技術2006年4月号付録基板を使ったDDS
(Direct
Digital Synthesizer)

【写真2】試作基板の出力の例
|