ムカデ応急処置方法はこのページではありません。 ⇒ ![]() ![]() ![]() ![]() 【【【情報】】】 詳しくは本編を読んで下さい。 ■ムカデ毒の主成分はタンパク質。熱に弱い。 ■毒は注入されたのでなく、皮膚表面に付着。 【【【警告】】】 必要最小限度の注意事項です。 1)先に絶対冷やすな! ⇒激痛が倍増します。 2)毒の吸い出しはするな!⇒悪寒、口内腫れ等の原因に。 3)毒の絞り出しもするな!⇒毒を擦り込んで余計に腫れます。 なんでかこのページに人が流れ込んでくるので最小限度の知識だけ書きました。 |
ムカデ毒の対処方法本編へ ●詳しくは本編説明をご覧下さい。注意事項あります。 ![]() |
【ムカデに刺された!】 私はマンション5階に住んでいるのだが、ある日の深夜に頭がもぞもぞするので目が覚めた。無意識に髪の毛にさわったら、「痛い!」。頭をムカデにさされたのであった。しかもデカイ!近くにあった雑誌をつかみ、この野郎!バシ!バシ!バシ!体長10cmを超えるくらいのムカデはすぐその場で退治したが、 とにかく頭部に激痛が走る。深夜2時なので一度は朝まで我慢しようかと思ったが、もう痛くてそれどころではない。私はミツバチにも3回ほどさされたことがあるが、これはそんななまやさしい痛みではない。とても朝まで我慢するのは無理だった。 そこで、インターネットに応急治療法を求めて検索をかけてみたところ、自称医師のホームページには「患部を冷やせ」とある。そこで素直にその通りにやってみたところ、それまで以上の激痛が走る。 痛い!よけいひどくなったじゃないか... くそ!嘘情報か.. きっと自分 の身体で試すことなく、知ったかぶりで書いてあるだけのページだったのだろう。冷やしたおかげでますます痛みはひどくなり、もはや我慢すらできなくなった。しかし、救急車を呼ぶのはみっともないし、 たとえ呼んで病院に行ったところで深夜ではすぐに治療してもらえるわけでもないし、ろくな治療も望めそうにない。 いやそれよりもなによりもこの痛みにあと何分耐えることができる?まぁ、もって最大10分がいいところでしょうね... ...なんて分析している場合か?どうするの、俺... 【私の試した応急処置方法】 これだけの激痛だと、一刻も我慢することはできない。痛くて痛くてどうしようもない上に、気のせいかだんだんと痛みが増してくる気さえする。いつまで正常な思考ができるかさえ疑問だ。もはや失うものはない ... このとき、以前の経験が頭をかすめた。急いで風呂場へ。 43℃にシャワーの温度を設定し、刺された頭部をよく温めて洗うことにした。(43度に決めた理由) シャンプーを使って頭を洗ってみる。(⇒指のはらの部分を使ってコシコシとしっかりと洗う。) 熱いシャワーのせいか痛みがすぅーとひく。 やったー!これはいける!
もう一度、念入りに熱いシャワーで洗い、シャンプーをかけた。 |
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【蚊に刺されたときの経験】 熱いシャワーによるシャンプー洗浄は、実は蚊に刺されて痒いときにも良く効く。痒みがなくなる。 熱い蒸しタオルを押し付けても良く効く。この生物毒は熱分解しやすいのだろうか? 取りあえず、自分の身体で試したこともない治療方法を書いてる医者(内科医)のホームページは全く信じるに足らないことを学習することができた。いい体験だった。 (この糞情報を挙げているページへの直リンクを張ると、その偽情報にだまされる被害者を増やすことになるのでやめておきます。見つけたい人はGoogle検索をかければすぐに見つけられるだろう。) |
【即効性の期待できる他の方法は?】 後で検索した限りでは、これほどムカデの神経毒に対して即効性が期待できる治療方法についての記述は見つけることはできなかった。 大抵の治療法では一週間くらいは痛いのは治らないのだという。一週間というのは「自然治癒と同じ」ということだ。つまり全く治療しないのと変わりがないということ。腫れや痛みが1週間も続くならそれは治療とは呼べないだろう。 傷口から雑菌が入って化膿するのを防ぐ程度の2次的な予防程度の意味はあるだろうが。 その上、神経毒の成分は解明されていて抗ヒスタミン剤が...などと、くどくど書いてある。 ちっとも効かない治療方法になんとかお墨付きを与えたかったのだろうな。 まぁ、刺されたのはアンラッキーだが、その後の対処は本当にラッキーだったということになる。 今回の方法に近い治療方法では、昔からの言い伝えで「蠟燭(ろうそく)の溶けた蠟を患部に垂らす」というのがあった。 さらにお灸が効くというのも発見した。 やっぱりムカデの毒は熱に弱いのか? ひょっとして、他の生物の神経毒にも熱に弱いとか、シャンプー洗浄で効果があるものがあるのでは? |
■42度の秘密 何故、私が43度という温度に湯温を設定したかというと、それにはちゃんと訳がある。 実は、私は癌のハイパーサーミア(温熱療法)に関係する装置の研究をしている。 簡単にいうとハイパーサーミア治療とは、癌細胞を42度以上に温めて殺す治療方法なのだ。 42度は蛋白(タンパク)質が変性を始める温度であり、癌細胞であれ、健康な細胞であれ、42度以上だと変性を始める。 「ん?じゃあ、健康な細胞まで殺してしまうじゃないか!」とか「じゃあ、温泉やお風呂も危険ってこと?」と思われるかもしれない。 人体はうまくできている。健康な人の体には血管という冷却装置が備わっている。 体が温められると、毛細血管が拡張して血流が良くなり、正常な組織は温度を下げようとする。 がん組織も栄養を奪うために血管は発達しているが、温度変化に対して血管の伸縮は起こさない。 その結果、温度をコントロールしてやけどしないように温めれば癌だけを選択的にやっつけることができるわけだ。 実は統計上不思議な事に日本人は皮膚がんの発生率が欧米人と比べて著しく低い。私はこれは日本人の首までつかる入浴習慣に関係しているのではないかと考えている。皮膚癌は他の深部組織にできる癌と異なり、非常に浅い組織にできるので、お湯で温まりやすい。欧米のシャワーと異なり温まりやすい。この温熱効果が発生確率を下げているのではないかと思うのだ。(学会では遺伝的に日本人が紫外線に強いとか言っているが、私はこの意見に懐疑的だ。オーストラリアのように紫外線の多いところに旅行した際には欧米人と同様の紫外線対策をしていないとボロボロになるからだ。黄色人種だけ特別などという意見には反対だ。) 話を元に戻そう。 私は、ムカデの毒もタンパク質の一種だろうと考えたのだ。 それには洗い落とす、やけどしない程度に温めることが効果を奏するはずと考えたのだ。 しかし、なぜ「どうして効くのかわからない」と書いているかというと、たった1例の結果で断定することができないからだ。 ちゃんと医学的な治療方法として定着させるには2000例以上臨床試験を積み上げる必要がある。 毒の成分も変性することを確かめなくてはならない。 だが、その研究には何年も要するだろう。今、痛いのにそんな研究を待っていられない。 痛みに耐えられなかった私は、マッド・サイエンティストなので医者にゆだねず自分の体で試したわけだ。 43度のシャワーならやけどしないで済む温度のはずだ。 注意する点としては、患部を42度以上に温めるためにはそれより温度が高いお湯を使わねばならない点だ。気温が低いときはやや温度を高めに設定した方がいいだろう。 もし、海外でさそりにでも噛まれたら処置を待つうちに応急的に試してしまうかもしれない。(←この発言はマッドな者のたわごとです。実践しないでね。) ■こんなニュースを見つけました。 「【愛知】ムカデに刺され船長気絶、操船できず漁船衝突★2」 もしかして、この船長さん、つい海の水に患部をつけてしまったのではないかと思ってしまう。 しかし、もし船の上でムカデに刺されてしまったらお湯なんか用意できそうにない。そういう場合はどうすればいいだろう? あの激痛、子供なら数分で間違いなく気絶してしまうだろう。 せめてシャンプー洗浄で毒を洗い落とすだけでも徐々にひどくなる痛みを軽減できる可能性はある。 ■海の生物に刺された場合にも熱いお湯は有効のようです。毒が熱分解を起こすようです。 例えば、オコゼの場合 |