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【参考資料】投稿記事 「心電計の製作」 |
更新日 /2006/05/27/ |
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トランジスタ技術 2006年1月号 「心電計の製作」 |
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【注意事項】 | |||||||
本ドキュメントで紹介する製作物は、作り方や使用方法を誤ると人体に影響を及ぼす可能性があります。バッテリー駆動やAC結合、光絶縁など、安全には万全を期していますが、電子工学および医学に対する十分な知識と電子回路の製作経験が少ない方は決して製作しないで下さい。 Tomoaki Ueda (上田智章) | |||||||
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【予告】この記事は古くなったのでもうすぐ再編集されます。
●測定電極
医療の現場では、使い捨ての導電性ゲル電極や、銀-塩化銀電極、ステンレス電極などが使われています。しかし、それらは非常に高価なもので、入手性も悪いです。今回は入手性や価格を重視して、ホーム・センタで調達できるステンレス製L型金具(写真2)を使用しました。 ステンレス製ならパイプ状でも板状でもかまいません。銅やアルミニウム製の電極では、汗の塩分の影響を受けて測定波形が不安定になるかもしれません。また、接触面積が少ないとノイズの原因になります。 写真3に示すように電極はサポータや太めの輪ゴム、または洋裁用の平ゴムを少しきつめに手首や足首に巻きつけ、挟み込んで体表面にしっかり固定して使います。電極を固定した直後は、ノイズが多いかもしれません。人体に接触させてから時間が経てばノイズが少なくなると思います。ノイズが多いようなら、接触部分を石鹸で洗い、皮脂を良く落としてみてください。 測定中に力むと筋電図が乗るので、安静でリラックスした姿勢をとってください。RA、LAに対応する電極は両手で握ってもかまいませんが、あまり力を入れないようにします。 |
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【写真2】 ステンレス製L型アングルを使った測定用電極
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【写真3】 電極の保持方法(サポーターを使う方法です。)
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